第28回クリーニングに関する情報セミナー
−−家庭洗濯の実態を把握する−
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クリーニングに関する情報研究委員会       
                   委員長 牛田 智(武庫川女子大学・教授)

 「クリーニングに関する情報セミナー」の中心は商業クリーニングですが、洗うことに関しては、家庭洗濯も重要です。家庭でどのように洗われるのかを知ることは、生活者としてはもちろん、衣料品を作り・売る立場や教育関係者としてもしっかり把握しておきたいところです。前回のセミナーでは多様化する衣料用洗剤をとりあげましたが、それに引き続き、第28回は家庭用洗濯機を中心に、家庭洗濯に関する話題を取り上げました。
 近年の洗濯機は極めて高機能・多機能になっており、汚れを落とす機能だけでなく、除菌や洗濯槽をきれいに保つ機能や節水など、付加的な機能が充実してきています。21世紀になってからは、ドラム式が普及し、またそれに伴って乾燥機能が加わり、各社の最主力商品となっています。カタログ記載の品名も「洗濯機」から「洗濯乾燥機」になりました。最新の洗濯機の動向について、技術的側面から紹介頂きました。また、このような洗濯機による家庭洗濯について、その実態を調査した報告、最も水洗いしにくいスーツの家庭洗濯の講演もしていただきました。

  過去のセミナーについては、クリーニングに関する情報研究委員会のページ

[日時・会場] 
 2013年10月3日(木) 13:15−16:50 大阪会場:ドーンセンター 5階特別会議室<終了しました。>
   京阪天満橋駅・地下鉄谷町線天満橋駅から東へ徒歩5分
 2013年10月10日(木) 13:15−16:50 東京会場:日本女子大学 新泉山館1階大会議室<終了しました。>
   ・JR山手線目白駅 徒歩15分又は都営バス5分、 ・東京メトロ副都心線 雑司ヶ谷駅 徒歩8分、 ・東京メトロ有楽町線 護国寺駅 徒歩10分
[内 容] 
(13:15) 開会挨拶
1.(13:20〜14:40)「最近の家庭用洗濯機の現状」
   ………………(大阪)パナソニック(株) ランドリー・クリーナー事業部      井上  豊
  ………………(東京)東芝ホームアプライアンス(株)開発生産本部 ランドリー技術部 西村 好美(当初の予定は春名 広之)
 最近の洗濯機は、以前の機種に比べると、様々なセンサーを駆使した制御を行いながら、汚れを落としています。ボタンを押した後、洗濯機は何をしているのか、それぞれのメーカーの最新機種についてご紹介いただきます。また、海外の洗濯機と比べた日本の洗濯機の特徴にも言及していただきました。

2.(14:50〜15:50)「「最近の家庭洗濯の実態と消費者意識」
  ………………日本石鹸洗剤工業会 洗たく科学専門委員会 委員長 山田  勲
 日本石鹸洗剤工業会では、定期的に洗濯機や洗剤の使用や洗濯への意識に関する調査をされています。その詳細を伺い、家庭洗濯の実態を明らかにしていただきました。

3.(15:50〜16:50)「家庭洗濯に対するアパレル側の考え方と対応」
   ………………株式会社AOKI商品開発室 柴田 清弘
 最近は、洗濯機の高機能化の中、水洗い可能な商品も増えており、家庭で水洗い可能なスーツも消費者の支持を受けています。どのような家庭洗濯を想定して商品が作られているのか、家庭での水洗いを可能とするためには、どのような配慮がなされているのなどをお話しいただきました。

[定  員] 60名
[参 加 費] 会員:5,000円、非会員:7,000円、学生2,000円 (いずれもテキスト代含む)