サステナブルファッション研究委員会
直線上に配置


 「サステナブルファッション研究委員会」は、2022年7月15日の第204回理事会での議決により発足しました。これまで開催した行事については、このページに掲載しています。今後行事の開催については、学会行事のページでお知らせします。

委員(2022年7月現在)
委員長  松梨 久仁子(日本女子大学)
委員  榎本 雅穗(京都女子大学)
  柿島 由雄(女子美術大学) 
  加藤木 秀章(実践女子大学) 
  桑原 里実(和洋女子大学) 
古濱 裕樹(武庫川女子大学)
下村 久美子(昭和女子大学)
  花田 朋美(東京家政学院大学)
濱田 仁美(東京家政大学)
  村瀬 浩貴(共立女子大学)
  柚本 玲(文化学園大学)
  吉井 健(大妻女子大学)

設立意図・目的
 2050年のカーボンニュートラル実現に向けた脱炭素化の取り組みが本格化し,ファッション産業は大量生産・大量消費・大量廃棄から脱却し,資源循環型のサステナブルファッションの実現を目指しています.したがって,サステナブルファッションの教育・研究と推進,サステナブル素材の研究・開発やビジネスモデルの研究は極めて重要です.ファッションには新しい価値を創造し,人々を幸せにする大きな力があります.本委員会は,将来の主役となる学生がファッションの魅力を理解しながら,消費者,生活者の視点でサステナブルファッションついての正しい理解と行動を進めていくことと,サステナブルなビジネスモデル(仕組み)の構築を目指しています.また,学生だけではなく幅広く一般の方たちにも情報を発信したいと考えています.
 グローバルブランドでは,サステナブル素材の取り組みはビジネスパートとしての前提となりつつあり,日本のファッション産業のグローバル展開には,サステナブルに向けた対応への真剣な取り組みが急務とされています.産官とも連携し,サステナブルファッションの意義を研究し推進する委員会の必要性を考え,サステブルファッション研究委員会を設立しました。
今後の活動について
(1) サステナブルファッションの現状と課題を正しく理解するために,アパレル企業や関連団体,関係省庁などから情報を収集する.
(2)企業のサステナブル素材の取り組みの実態や商品,循環型ビジネスモデル等の調査を行う.
(3)国外の取り組みについても調査する.特にサステナブルファッションの先進国であるフランスの法整備や企業の取り組み,消費者行動を調査したいと考えている.
(4)設立記念講演会を開催する.
(5)講演会,セミナー,シンポジウム等については,年2回程度行う予定である.これらの講演会等を通じて,本委員会の活動の成果やサステナブルファッションに関する様々な情報を発信する.



これまでに開催された行事について、新しい順に以下に掲載しています。

第3回サステナブルファッション研究委員会企画(講演会) 地域・産地を活性化する持続可能社会とサステナブルファッション<2024年3月14日>
ファッションワールド東京における、当学会のサステナブルファッション研究委員会の企画 「私たちのファッションの未来図 〜企業とZ世代が考える繊維の資源循環〜」<2023年10月12日>
第2回サステナブルファッション研究委員会企画(勉強会) サステナブルファッションの実現に向けて 〜見て触れて学ぶ〜<2023年8月4日>
サステナブルファッション研究委員会設立記念シンポジウム サステナブルファッションの実現に向けて 〜今、私たちが知るべきこととできること〜<2023年3月17日>



第3回サステナブルファッション研究委員会企画(講演会)
地域・産地を活性化する持続可能社会とサステナブルファッション

 
 日本のファッション産業において、資源循環型の持続可能な取り組みが急務とされることから、サステナブルファッションの意義を研究し推進する委員会として、サステナブルファッション研究委員会が設立されました。地球環境の危機的状況を自分ごととして考え、消費者一人ひとりの行動変容を促す企画として、下記の通り、体験型の講演会を実施する予定です。日本の衣料の輸入浸透率は98%を超え海外生産に極端に依存している現状においても、日本の産地でユニークな活動に挑戦している作り手が沢山います。産地の活動を紹介し、新しい持続可能性社会とサステナブルファッションのあり方を皆で考える企画となっております。皆様のご参加をお待ちしております。

〔主催〕一般社団法人日本繊維製品消費科学会 サステナブルファッション研究委員会
〔日時〕2024年3月14日(木)13:00〜17:15<終了しました。>
〔会場〕共立女子大学での対面会場、及びZoomでのオンライン会場によるハイブリット開催
  共立女子大学 神田一ツ橋キャンパス 2号館 602講義室
  (東京都千代田区一ツ橋2-6-1) アクセス
    神保町駅A8出口(東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄三田線、新宿線)徒歩1分、
   竹橋駅1b出口(東京メトロ東西線)徒歩3分

〔内容〕
(13:00〜13:15)開会の挨拶、運営連絡

(13:15〜14:15)講演1.小さな「作り手」と創る持続可能な社会−テキスタイルとファッションを身近なものにする− 
   ……… 駒澤大学経営学部 教授 大田 康博
 ファッション産業が近代化・グローバル化した結果、私たちは、誰が、どのようにしてテキスタイルや衣服を作っているのかを知る機会を失った。そのため、衣服を買うときにデザインや価格が主な関心事になりがちであり、そうした購買行動が引き起こす問題に気づくことが難しくなっている。この状況を打開する上で重要なのは、「作る」をもっと身近にすることである。欧米諸国と比べると、日本には、テキスタイルや衣服の小さな「作り手」が多く存在する。近年では、自社製品の開発、工場見学の受け入れなどを通じ、作り手と交流・協働する機会が増えつつある。他方で、一般の人々に自ら衣服を作る機会を提供するコワーキングスペースも現れている。テキスタイルや衣服の作り手を身近に感じたり、その開発や生産に参加したりできれば、愛着のある衣服や自分好みの衣服を得ることができるだろう。グループディスカッションでは、小さな作り手とともにどのような持続可能な社会を創っていくことができるか、皆で考えたい。

(14:15〜14:30)グループディスカッション

(14:30〜14:45) ディスカッション内容の発表

(14:45〜15:00) 質疑応答

(15:00〜15:15) 休憩

(15:15〜16:15)講演2.地域性の獲得がもたらすサステナブルファッションの未来 
   ……… 山梨県立大学地域人材養成センター 特任教授 増田 貴史
 現代社会において、衣服の製造と消費は様々な国や地域を経由する。つまり衣服は地域性を持たない(もしくは失った)モノづくりの筆頭にある。では、もし衣服が地域性を獲得したら衣服はどのような価値や魅力を創出しうるのか?講演者が立ち上げたアパレルブランドを例に議論する。特に衣服のデザイン/色/サステナビリティだけでなく、それを支える素材、技術、歴史、産業構造を含めた広い視点での地域性を考えたとき、本当に魅力的な衣服とは?未来社会のサステナブルファッションの姿を考えたい。

(16:15〜16:30) グループディスカッション

(16:30〜16:45) ディスカッション内容の発表
(16:45〜17:00) 質疑応答
(17:00〜17:15) 閉会挨拶
(スケジュールについて今後変更になる場合があります。あらかじめご了承ください)
グループディスカッション:参加者全員によるグループディスカッションを各講演の後に実施します。ディスカッションのテーマは当日に発表します。
〔定員〕対面会場120名 オンライン500名
〔参加費〕会 員(学校) 5,000円、会 員(企業・団体・官公庁)7,000円、非会員(学校) 8,000円 非会員(企業・団体・官公庁)10,000円、学生無料
 *対面参加もオンライン参加も同額となります。
 *会員は不課税、非会員は税込金額です。

ファッションワールド東京における
当学会のサステナブルファッション研究委員会の企画 
「私たちのファッションの未来図 〜企業とZ世代が考える繊維の資源循環〜」

〔主催〕RX Japan(株)
〔日時〕2023年10月12日(木)15:00〜16:00<終了しました。>
〔会場〕東京ビッグサイト
〔内 容〕
「繊維の資源循環」をテーマに,東レ(株)と(株)ゴールドウイン2社が、主な取り組み内容を紹介する。また,「繊維の資源循環」と「サステナブルファッションの課題と未来」について、企業と学生2名が、議論を展開する。

〔講師・参加者〕
1.(一社)日本繊維製品消費科学会・サステナブルファッション研究委員会委員
   大妻女子大学 家政学部被服学科 教授 吉井 健
2.東レ(株) ファイバー・産業資材事業部門 部門長 兼 繊維CE戦略室 室長 赤江 宏一
3.(株)ゴールドウイン 事業本部 ニュートラルワークス事業部長 大坪 岳人
4.学生参加者 日本女子大学家政学部被服学科、大妻女子大学家政学部被服学科

〔参加費〕無料(事前申し込み制)

第2回サステナブルファッション研究委員会企画(勉強会)
サステナブルファッションの実現に向けて 〜見て触れて学ぶ〜

 
 日本のファッション産業において,資源循環型の持続可能な取り組みが急務とされることから,サステナブルファッションの意義を研究し推進する委員会として,サステナブルファッション研究委員会が設立されました.3月の設立シンポジウムの開催に引き続き,地球環境の危機的状況を自分ごととして考え,消費者一人ひとりの行動変容を促す企画として,下記の通り,体験型の勉強会を実施する予定です.本委員会企画の特徴となるグループディスカッションと併せて,今回は体験的付加価値を持ち帰っていただけるワークショップも企画いたしました.皆様のご参加をお待ちしております.

〔主催〕一般社団法人日本繊維製品消費科学会 サステナブルファッション研究委員会
〔日時〕2023年8月4日(金)13:15〜17:15<終了しました。>
〔会場〕日本女子大学での対面会場(百二十年館B1 12001教室),及びZoomでのオンライン会場
〔内容〕
(13:15〜)  開会の辞、説明事項(Wi-FiやGoogleフォームの使用について)

(13:30〜14:30)講演1.『花王のプラスチック資源循環の取り組み』
  …………花王(株)花王エコラボミュージアム館長 細川 泰徳、副館長 南部 博美
 花王(株)の2019年に発表したESG戦略と,それを受けてのプラスチック資源削減,リサイクル及び,海洋プラスチック問題への取り組みについて紹介していただきます.更に,花王エコラボミュージアムとオンラインで繋ぎ,ミュージアムの紹介をライブ配信していただきます.

(14:30〜14:45) グループディスカッション
(14:45〜15:00) ディスカッション内容の発表
(15:00〜15:10) 質疑応答
(15:10〜15:20) 休憩

(15:20〜16:20)講演2.『ファション産業の現状から見る「BRING」の取り組み』
  …………(株)JEPLAN営業業務部 プロダクトマーケティング課 高杉 賢治
 (株)JEPLANが展開する「BRINGTM」の取組み内容や仕組みの他,「服から服へ」の資源循環の現状や今後の展望等についてご講演いただきます.更に,参加者に廃棄衣料を持参していただき,「素材ごとに仕分ける」という実際のリサイクル工程の一部を実体験していただきます.
(16:20〜16:35) グループディスカッション
(16:35〜16:50) ディスカッション内容の発表
(16:50〜17:00) 質疑応答
(17:00〜) 閉会の辞

〔定員〕 対面会場150名(定員になり次第締め切り)
〔参加費〕 会員4,000円 非会員5,000円 学生無料

サステナブルファッション研究委員会
設立記念シンポジウム
サステナブルファッションの実現に向けて 〜今、私たちが知るべきこととできること〜


〔主 催〕 一般社団法人日本繊維製品消費科学会, サステナブルファッション研究委員会
〔日 時〕 2023年3月17日(金)13:00〜17:40 <終了しました。>
〔会 場〕 日本女子大学(グループワークは原則として対面であるが, 一部Zoom利用)

 日本のファッション産業は, 資源循環型のサステナブルに向けた対応への真剣な取り組みが急務とされています. 産官とも連携し, サステナブルファッションの意義を研究し推進する委員会の必要性を考え,本研究委員会を設立しました.
 サステナブルファッションに関するセミナーは, ここ数年数多く開催されていますが, 欧米と比較すると, 推進の取り組みはまだまだと言わざるを得ません. それは, 地球環境の危機的状況を自分ごととして考えていないからではないでしょうか. そこで, サステナブルファッションを実現するには, 政府やアパレル企業の役割と責任, 消費者の行動変容が不可欠であると考えています.
 設立記念シンポジウムでは, 本テーマの第一人者である登壇者のご講演(約45分)に対して, ご講演後に, グループワーク(討議)をして, 意見を発表することを特徴としています. 消費者庁から日本の目指すべき方向を学び, 本テーマに長く積極的に真剣に取り組まれているアダストリアとパタゴニアから, それぞれの具体的な取り組みをご紹介していただきます.
 政府と企業は, サステナビリティを実現するために, 消費者, 生活者とどのように対峙するのか,また消費者はどう変わるべきか, 参加者同士での白熱した議論を期待します. 皆様のご参加をお持ちしております.

〔内 容〕
(13:00〜13:15) 主催者側挨拶 会長 牛田 智(リモート参加)
           サステナブルファッション研究委員会と本日の内容について 委員長 松梨久仁子 
(13:15〜14:00) 講演1.サステナブル・ファッション 〜日本の進むべき方向〜 
   …………消費者庁 政策立案総括審議官 片岡 進
 世界中で取組が加速するSDGs. アパレル・ファッション産業においてもサステナブル・ファッションの取組が進行している. 糸から糸へのリサイクル, 水の使用量の削減, C O2排出量の削減, リサイクル・リユースの取組, 2次流通市場の整備, アニマルウェルフェア, マイクロプラスティックの削減など, さまざまな要素が混在し議論が錯綜する中で, 日本が目指すべき方向性は何か, 取組に不可欠な消費者の意識・行動変容の鍵は何か, 世界の状況とも比較しながら考察する.

(14:00〜14:15) グループワーク
(14:15〜14:30) グループ発表(3グループ5分以内)
(14:30〜14:40) 休憩(10分)

(14:40〜15:25) 講演2.アダストリアのサステナビリティ〜ファッションのワクワクを未来まで〜 
   …………株式会社 アダストリア 取締役 福田 泰己
 生産過程の環境負荷や大量生産など多くの社会課題を抱えるファッション業界において, 持続可能な事業経営にはどのような取り組みが求められるのか. 環境負荷の可視化や商慣習の改革のほか, アダストリア社が挑戦する消費者とともに取り組むサステナビリティについて紹介する.

(15:25〜15:40) グループワーク
(15:40〜15:55) グループ発表(3グループ5分以内)
(15:55〜16:05) 休憩(10分)

(16:05〜16 50) 講演3.気候と生態系の危機に対してパタゴニアの持つリソースを行使する
   …………パタゴニア 日本支社 環境社会部 ブランド・レスポンシビリティ・マネージャー 篠 健司
 買う. 使う. 捨てる. もっと買う. 世界の繊維生産は過去20年間でほぼ2倍になったが, プレ&ポストコンシューマーリサイクル繊維は1%未満であり, 毎秒, ゴミ収集車1台分の衣類が燃やされるか, 埋立地行きになり, 衣料品業界は気候危機の原因の最大10%を占めている. その中で, パタゴニア社の二酸化炭素排出の95%はサプライチェーンに起因している. ミッション「私たちは, 地球を救うためにビジネスを営む」を実現するには, 製品の製造方法を変更するだけでは不十分であり, 当社が行使しているリソースについて紹介する.

(16 : 50〜17 : 05) グループワーク
(17 : 05〜17 : 20) グループ発表(3グループ5分以内)
(17: 20〜17: 35) 総括質問
(17 : 35〜17 : 40) 閉会の挨拶
〔定 員〕 150名 (定員に達し次第締め切ります)
〔参加費〕 無料
〔参加対象者〕 会員及び非会員
〔グループワークについて〕8名程度のグループに分けて着席していただきます. グルーピングは当方で行います.