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主な学会行事としては、例年6月に行われている年次大会(総会・研究発表・講演など)クリーニングに関する情報セミナー、快適性・健康を考えるシンポジウム、、サステナブルファッション研究委員会の行事、ファッション造形学セミナー、消費性能試験法講習会、消費科学講座、見学・研修会、実践アパレル講座、各支部の行事、などがあります。
このページでは、今後の学会主催の行事予定をお知らせします。学会誌12月号の会告の内容を反映しています。<2024年12月28日更新>
◆実践アパレル講座「アパレル製品の基礎知識と品質管理」入門-第2回 縫製の基礎知識と損傷・外観変化試験方法と品質管理-<2025年1月24日、大阪・オンライン併用>
◆第51回消費性能試験法講習会~「寝具の快適性や睡眠への影響及び評価試験法」~<2025年2月21日、大阪>
◆第53回消費科学講座「新たなアパレルパーツの可能性と商品知識」<2025年3月7日、大阪・オンライン併用>
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実践アパレル講座「アパレル製品の基礎知識と品質管理」入門 第2回 縫製の基礎知識と損傷・外観変化試験方法と品質管理 |
実践アパレル講座は,新たに担当することになった仕事に関し早く専門家として活動できるように,基礎から実践にも役立つ知識を学びたいと願っている方々を対象にする講座です.日本繊維製品消費科学会では,2014年から「実践アパレル講座」を開設し,第1弾として「快適性」入門,「人工皮革・合成皮革」入門を,2017年より第2弾として「洗浄・洗濯・クリーニング」入門を実施してきました. この度,第3弾として「アパレル製品の基礎知識と品質管理」入門を開講いたします.今回は,アパレル製品で重要な(1)色 (2)製品形状 (3)製品表示 の3点について学ぶ講座としました.アパレル製品では,糸,布,製品の各段階で品質試験を行っていますが,それでもクレームは発生します.なぜクレームが発生するのか,本講座では苦情品を理解する上で必要な基礎知識と実践的な品質管理方法,また,クレーム事例を参考に,一貫して学べる講座となっております.品質管理の試験方法では,動画等で視覚的に,よりわかりやすく紹介します.日頃,教育・研究に携わる講師が講座を進めますので,各テーマに関する専門家に質問・相談する機会としてもご活用いただければと思います.商品企画・品質管理部門をはじめ,品質管理や消費者相談に関連する皆さまも含め,積極的なご参加をお待ち申し上げます. 第1回 色や染色堅ろう度関連の基礎知識と品質管理(2024年11月実施) 第2回 縫製関連の基礎知識と品質管理(今回のご案内) 第3回 商品表示関連の基礎知識と品質管理(2025年5月頃実施・以下は概要です) 講演1「アパレル製品の表示と法規」 講演2「ファッションプロモーションの現代的課題」 講演3「アパレル製品の安全・安心と品質管理」 苦情事例に関する座談会ほか なお,本実践アパレル講座は,2024年11月に第1回を実施後,2025年5月までの間に計3回を開催します.クレーム事例については,学会誌で2018年~2020年の3年間に渡り連載した「苦情品診断学実践講座」全18回から抜粋しております.詳細は,2024年1月に刊行しました「苦情品診断学実践講座」をご参照ください. |
〔日時〕 2025年1月24日(金) 10:15~16:45
〔会 場〕 ド-ンセンタ-4階大会議室1,オンライン併用(Microsoft Teams使用)
(〒540-0008 大阪市中央区大手町1-3-49)
交通アクセス:京阪天満橋・地下鉄谷町線天満橋駅から東へ徒歩5分
〔内 容〕
10:15~10:25 開会の辞
10:25~11:45 基礎講座1.『縫製準備工程と縫製について』
・・・・株式会社ワコール 吉仲 健一
技術には大きく固有技術と管理技術があります.三大管理技術(QC・IE・VE)の中でアパレルではIE・VEに関しての記述は,あまり公開されていません.また製造技術のQCは検査に留まるものがほとんどで,品質管理まで触れたものは依然少ないように感じます.そこで今回は,前半でアパレル製造の流れを工程別に説明した上で,後半はその品質管理のポイントについて具体的に触れたいと考えています.皆さまの業務において何かヒントになれば幸いです.
11:45~12:45 昼食休憩
12:45~14:10 基礎講座2.『アパレル製品の損傷・外観変化に関する試験方法と品質管理について』
・・・一般財団法人 日本繊維製品品質技術センター 吉丸 孝一
製品の検査/規格寸法,外観検査,材料検査,縫製箇所の検査,表示の適切性,特殊機能の確認,有害物質の確認(ホルムアルデヒド,アゾ化合物ほか),洗濯試験,寸法測定,洗濯後の外観,洗濯による変退色,洗濯後の縫製検査,総合判定について、解説いたします.
14:10~14:25 休憩
14:25~14:55 事例紹介 第3回「ニット製品の地糸切れ」
・・・相馬技術士事務所 相馬 成男、 名古屋学芸大学 竹内 徹
14:55~15:25 事例紹介 第8回「ニット製品の斜行によるねじれ」
・・・同上
15:25~15:55 事例紹介 第11回「ピリングとスナッグ」
・・・同上
15:55~16:25 事例紹介 第12回「ドレスシャツなどのシームパッカリング」
・・・同上
16:25~16:40 質疑応答および意見交換
16:40~16:45 閉会の辞
〔副教材〕「苦情品診断学実践講座」(日本繊維製品消費科学会発行)をできるだけお買い求めください
(定価2,750円,送料別/3冊までは手数料500円で送付,4冊以上は別途連絡).
〔参加費〕会 員(学校) 9,000円,会 員(団体・企業・官公庁)13,000円, 会 員(学生)3,000円
非会員(学校)13,000円,非会員(団体・企業・官公庁)17,000円, 非会員(学生)3,300円
※会員は不課税,非会員は税込みとなります.
〔申込方法〕 参加希望の方は,こちらの申込フォームからオンラインでお申し込み下さい.
〔参加方法〕参加申し込み時に,会場参加か,オンライン参加かを選んでください.オンライン参加の方には,後日,メールで詳しい参加方法をご案内します.
〔問い合わせ先〕
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会事務局
〒530-0042 大阪市北区天満橋2-2-7-403 (アルカディーナ天満橋リバーサイド)
TEL: 06-6358-1441 FAX: 06-6358-1442 e-mail
第51回消費性能試験法講習会 ~「寝具の快適性や睡眠への影響及び評価試験法」~ |
現代社会において「睡眠」は健康と生活の質を左右する重要な要素です.寝具の品質や快適性が睡眠に与える影響は大きく,これを正確に評価することは繊維業界における商品開発や改善に不可欠です.今回は,寝具の快適性や睡眠への影響及び評価試験法をテーマとして企画しております.
座学では,寝具の快適性や睡眠への影響に関する最新の研究成果と技術的知識を提供します.専門家による講演を通じて,製品開発や検証に役立つ知見を深めます.
実習では,実際に使用される試験方法を体験し,具体的な品質評価の技術を学びます.特に,快適性や耐久性の試験法を実際に目で見て触れることで,理論と実践を結びつける機会を提供します.実習では少人数のグループ毎で実施します.実習は詳細な説明と質疑応答を含む120分で行われ,実践的な理解を促進します.
以上のことを受け,今年は,以下の項目に関し,わかりやすく解説し,実習していただきます.
(1)講習:寝具の快適性や睡眠への影響,睡眠・寝具の試験技術について解説
(2)実習1.(物性) : 通気性試験,中わたふき出し試験
実習2.(快適性): 接触冷感試験,保温性試験
実習3.(生活) : 繰り返し圧縮耐久性試験,反発性試験
繊維関連の業務を担当しておられる幅広い方々に,繊維に関する基礎的で実用的な試験法を習得していただく消費性能試験法講習会を毎年実施しております.皆さまのご参加をお待ちしています.なお,同業他社の方は,ご参加をお断りする場合がございますことご承知おきください.
〔日 時〕 2025年2月21日(金)12:30~17:00
〔会 場〕 (一財)ボーケン品質評価機構 大阪試験センター
〒552-0021 大阪市港区築港1丁目6番24号
交通:大阪メトロ 中央線 大阪港駅 東改札口6番出口 東へ徒歩5分
〔内 容〕
(12:30~12:40)開会の辞
(12:40~13:40)講演1「寝具が睡眠に及ぼす影響」
………… パラマウントベッド株式会社 睡眠研究所 所長 木暮 貴政
寝具に関する睡眠研究を概観する.寝返りしやすさ,寝心地,褥瘡予防,腰痛改善,高温・低温環境への適応,睡眠時呼吸状態の改善などに寝具が影響することが報告されているが,寝具の睡眠への効果も使用環境や使用者によって変化することに注意して研究成果を応用すると良い.
(13:40~14:40)講演2「寝具の快適性評価及び睡眠評価のための試験技術」
………… ユニチカガーメンテック株式会社 東京試験室 室長 尾崎孝典
快適な睡眠の評価のための試験技術として、熱・水分移動特性(保温性、発汗シミュレーション他)やクッション性(体圧分布、寝姿勢他)、触感(湿感、接触温冷感他)、実用性能など、寝具や素材側からのアプローチ方法(物理的測定)と、脳波や心電図、呼吸代謝量、皮膚表面温度、発汗量など、人間側からの客観的なアプローチ方法(生体信号測定)を紹介する。
実習項目 | 試験方法 | 講師 |
実習1.(物性) | 通気性試験 中わたふき出し試験 |
【実験講師】 (一財)ボーケン品質評価機構 |
実習2.(快適性) | 接触冷感試験 保温性試験 |
|
実習3.(生活) | 繰り返し圧縮耐久性試験 反発性試験 |
第53回消費科学講座 「新たなアパレルパーツの可能性と商品知識」 |
衣服や雑貨はテキスタイルだけでできているわけではありません.色々な副資材(アパレルパーツ)と共に縫い合わされたり,あるいは貼り合わされたりして,1つの製品が完成されます.アパレルにおいて,副資材の役割は大きく,ボタンの1つにしてもデザインの趣を変えたり,着用者の利便性を改善したりと製品価値の向上につながります.近年,アパレル産業は持続可能性やサーキュラーエコノミーの実現に向けた取り組みが求められ,事業環境の変革がグローバルに進んでおり,アパレルパーツもこうした変化に対応することも迫られてくるでしょう.
今回の講座では,こうした環境変化にも対応したアパレルパーツの新たな技術や新製品を紹介します.更に技術革新が進む中で発生し得るリスクに対するリスクヘッジについても,実務的な視点で解説いただき,役立つ新しい技術と情報をお届けいたします.
〔日 時〕2025年3月7日(金)10:40~16:00
〔会 場〕ド-ンセンタ-4階大会議室1,オンライン併用(Microsoft Teams使用)
(〒540-0008 大阪市中央区大手町1-3-49)
交通アクセス:京阪天満橋・地下鉄谷町線天満橋駅から東へ徒歩5分
〔内 容〕
10:40~10:50 開会の挨拶
1.事例紹介1 10:50~11:25
「RFIDタグの現状と将来の展望」
・・・テンタック株式会社 RFID事業本部 内野 圭祐
RFIDタグの分野でアパレル業界に多くの導入実績があります.RFIDタグは,さまざまな業界に応用され,医療,化粧品,自動車,書籍など幅広い分野で利用されています.現状として,最新技術を活用し,用途に応じたRFIDタグの開発を進めています.RFIDによる作業の効率化や在庫管理の省力化を実現し,RFIDタグを取り付けることで,製品のトレーサビリティを確保しています.将来の展望として,社内効率的な生産体制と技術革新を進めています.また,生産設備開発により,安定した品質とコスト競争力を保ちながら,グローバル展開も視野に入れています.
2. 事例紹介2 11:25~12:00
「細幅織物の可能性と事例の紹介」
・・・井上リボン工業株式会社 代表取締役社長 井上 博之
細幅織物や細幅編物は一般的にはリボンやテープと呼ばれており,ファッションの分野において従来は衣類の副資材として使用されていました.ですが,近年,ファッション分野への用途が頭打ちになっている背景のなか,衣類向けやラッピング向け用途に限らず,産業資材というジャンルの中で,さまざまな用途開発を行ってその使用領域を広めてきました.そうした具体的用途の紹介と共に,細幅ならではの繊維構造体の紹介をさせていただきます.
12:00~13:10(休憩)
3. 事例紹介3 13:10~13:45
「アーネストン®を使用した伸縮性接着素材の紹介」
・・・クラレプラスチックス株式会社 牧野 温諮
アーネストン®は,ゴム弾性に優れるスチレン系熱可塑性エラストマーを主原料としたコンパウンド成形材料です.衣料分野では縫製によるモノづくりが長く行われてきましたが,昨今糸の凹凸による肌への不快感低減,縫い目の張り感低減,フィット感向上を狙った無縫製が広がっています.無縫製で使用する接着素材(テープ状,メッシュ状)として,耐黄変性,耐加水分解性に優れ,軽い力で良く伸び,繰り返し伸縮しても弛みにくいアーネストン®製の伸縮性接着素材を紹介させていただきます.
4.事例紹介4 13:45~14:35
「エアリーストリング」
・・・YKK株式会社 高橋 良彰・上野 勝徳・船越 千穂
テープのないファスナーの開発と,エレメントを直接生地へ縫製できる専用ミシンの開発により,AiryString®は誕生しました.ファスナーと生地の一体感が生まれ,採用いただくお客様の製品に今までになかったデザインの可能性をご提案いたします.テープを排することで最終製品の軽量化に貢献し,生地に追従しやすく,柔軟性にも富んでいます.また,この機会に合わせてファスナーの基礎知識及び品質クレーム事例をご紹介させていただきます.
14:35~14:45(休憩)
5.事例紹介5 14:45~15:20
「溶解糸を活用した新たな社会へ ~繊維製品のサーキュラーエコノミーの実現に向けて~」
・・・東和株式会社 佐藤 恵一
衣類や布団の最終製品を焼却や埋立処分ではなく,再生する事はとても大切です.しかし,ジャケット,コート,ブルゾンなどの重衣料は,表地・裏地・袋地・芯地などさまざまな部材で構成されており,そのままでは再生できません.また,ボタンやファスナーも縫着されており,縫い糸を解かないと,それぞれのパーツに分解できません.すなわち,再生の要は「構成部材の容易な分解技術」です.弊社は製品をパーツに分解できる「溶ける縫い糸<AMELTIS>(アメルティス)」の開発に成功しました.当該技術を活用し,リサイクル過程の分別工程において供給が逼迫している「羽毛製品」から商品化して参ります.
6.事例紹介6 15:20~15:55
「近年の副資材に関する事故事例とそのリスクヘッジ」
・・・一般財団法人 ボーケン品質評価機構 大関 良雄
副資材は衣類,雑貨における多くの製品に用いられ,その性能,種類も多岐に亘ります.また消費者ニーズの多様化,技術の進歩により新たな副資材も多く開発される中,副資材にまつわる事故,クレームも複雑,多様化しています.本講演では,副資材にまつわる事故事例をもとにその事故原因および改善,予防策についてご紹介します.
15:55-16:00 閉会の辞
〔参 加 費〕会 員(学校)9,000円,会 員(企業・団体・官公庁) 13,000円,会員(学生)3,000円,
非会員(学校)13,000円,非会員(企業・団体・官公庁)17,000円,非会員(学生)3,300円
※会員は不課税,非会員は税込金額です.
〔申込方法〕 参加をご希望の方は,こちらの申し込みフォームより必要事項を記入してお申込みください.
〔参加方法〕 ハイブリッド開催(Microsoft Teams)を予定しています.参加申し込み時に,会場参加か,オンライン参加かを選んでください.オンライン参加方法は,参加申し込みいただいた方にメールで後日ご案内します.
〔申込・問合せ先〕
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会事務局
〒530-0042 大阪市北区天満橋2-2-7-403 (アルカディーナ天満橋リバーサイド)
TEL: 06-6358-1441 FAX: 06-6358-1442 e-mail
各行事の詳細は、学会事務局まで |
一般社団法人 日本繊維製品消費科学会事務局
〒530-0042 大阪市北区天満橋2-2-7-403 (アルカディーナ天満橋リバーサイド)
TEL: 06-6358-1441 FAX: 06-6358-1442 e-mail